SDGsインタビュー

SDGs Interview

子育て世帯の笑顔をふやしたい

清水 奈津美さんのみ♡子育てネットワーク 代表

能美市内の子育て応援ボランティアで、さまざまな活動を展開している、のみ♡子育てネットワーク、現在の代表を務める清水奈津美さんは、イベントやサロンなどを通じて地域の親子たちを明るく迎えながら、子育ての悩みに温かく寄り添うことのできる場所づくりを目指して、エネルギッシュに挑戦を続けています。

のみ指標/「つなぐ」お人柄
要素:地域活動・地域コミュニティ

活動目標:
みんなで地域活動に参加しよう

「子どもが好き」が原動力

私はとにかく子どもが大好きなんです。子育て応援ボランティアを始めたのも、一番下の息子が保育園に入り、少し時間が出来て、「もっと子どもと触れ合いたい、関わりたい」と思ったことがきっかけでした。2007(平成19)年に能美市で開かれた保育ママ養成講座を受講し、ボランティア団体に加わって、子どもの一時預かりなどを引き受けるようになりました。

のみ♡子育てネットワークにも、その頃からメンバーとして参加しています。受講した子育て応援の研修会では、親と子の関わり方について大切なヒントをたくさん教わりました。

サロンには、子どもとの接し方に悩んでいたり、おしゃべりをしたいお母さんたちが訪れています。お母さんが悩みを話してくれた時は、研修会で学んだことや私自身の子育て体験から思いついた事などを、先輩ママとして話しています。サロンで話すことでお母さんが笑顔になって、子どもの笑顔がもっとふえていく。そんな様子を見られること、またそんな親子の皆さんと接することで、私自身も元気をもらって、子育て応援の活動に喜びとやりがいを感じられるようになっていきました。

誰もが尊重し合える社会にしたい

それからは、子育て世帯と地域をつなぐために、さまざまなイベントやサロンなどの企画と運営に携わってきました。2018(平成30)年にのみ♡子育てネットワークの代表を引き継いだのも、メンバーが仕事や家事、子育てを抱えながら頑張ってきた活動を、何としても続けていきたい気持ちがあったからです。

最近では主に障がいをお持ちのご家族がいる家庭を対象に、能美市とも連携して月1回の「ゆるにこサロン」や「まるにこ親子のひろば」を開いています。のびのびと遊んでいる子どもたちや、穏やかに語り合っているご家族の姿を見守りながら嬉しい気持ちになっています。
同時に、こうした活動について地域の皆さんに発信していかなければならないと思っています。さまざまな悩みとともに暮らしている親子や家族がいることを知ってもらって、支援と協力の輪を広げていきたいと考えています。

私自身は育児の専門家ではないし、苦手なことも多い人間ですが、家族の理解や仲間の協力のおかげで、今までボランティア活動を続けることができました。SDGsの目的とは、そんないろんな人々がお互いに尊重し合える社会を実現することだと思います。親子の居場所をつくる私たちの取り組みが、その目的に少しでもつながることを願っています。

2030年の能美市のありたい姿は?

地域にいろいろな事情を抱えた人々がいる中で、そうした違いを認め合いながら、みんなが一緒にいられる「共生社会」に近づいていてほしいです。

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