若手経営者たちが地域を盛り上げる
能美市商工会青年部
市内の幅広い業種の事業者が会員として参加する能美市商工会。
中でも45歳以下の若手会員が属する青年部では、子どもやファミリーが楽しめるイベントの企画と運営を手掛けるなど、地域を活気づける活動を展開してきました。SDGsに沿った「持続可能な商工会」を目指して、会議のペーパーレス化なども進めています。
手づくりイベントが恒例行事に
能美市商工会は能美市の誕生に伴って、2006(平成18)年に旧三町の商工会が合併して設立され、同時に若手会員が所属する青年部も設けられました。合併によって商工会全体の規模が大きくなり、会員数も増えたことで、青年部もより活発に動けるようになりました。
青年部が毎年の恒例行事として開催してきたのが、子どもたちが自然の中で鬼から逃げまわる「のみごっこ」や、小学生以上なら誰でも参加できるドッヂボール大会の「イージードッヂ」といった市民参加型のイベントです。青年部員たちが企画はもちろん、当日のスタッフや「のみごっこ」の鬼役に至るまで、あらゆる役割を担いながら、手づくりで運営しています。子ども世代を中心とした参加者たちに楽しんでもらうことで、能美市への愛着を育てています。
青年部の活動はこれらの主催イベントや「根上り七夕まつり」「辰口まつり」への協力なども含めて、月1回の定例会として行われています。経営に関するセミナーなども開いていて、部員たちが地域の仲間と交流を深めながら、経営者として研鑚できる場にもなっています。
状況が変化しても果敢に挑戦
2020(令和2)年からのコロナ禍は青年部の活動にも多大な影響を及ぼし、人の集まるイベントが相次いで中止になるなどの困難に見舞われました。しかし、部員による会議をリモートに切り替え、ドライブ・イン・シアターやオンラインクイズ大会といった感染対策に配慮したイベント企画も打ち出して、状況に応じた活動内容を工夫しています。
SDGsの推進についても、部を挙げて取り組んでいます。部員がSDGsについて学ぶ勉強会を開いているほか、「持続可能な商工会」への転換を見据えて、会議のたびに大量に印刷していた紙の資料の配布を取りやめるなど、活動における資源やエネルギーの消費を減らす試みにも乗り出しました。
今後も部員からのアイデアを募りながら、SDGsの実践に努めていく方針です。能美市を盛り上げる活動に挑戦し続けていくことで、地域社会を末長く持続させる活力をもたらしていきます。
《お話をうかがった方》 髙畠 泰大さん(能美市商工会青年部 部長)
関連するSDGsゴール
企業・団体情報
名 称 | 能美市商工会青年部 |
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活動紹介 | 市内の幅広い業種の事業者が会員として参加する能美市商工会の青年部では、地域経済の振興、商工会の発展併せて社会一般の福祉の増進に貢献する活動をしています。 |
住 所 | 能美市寺井町ヨ47番地 |
電 話 | 0761-58-4230 |
URL | http://nomi-shoko.sakura.ne.jp/hptop/ |