地域活動

ボランティアの力を集めて子育て支援

のみ♡子育てネットワーク

能美市では子育てに悩みを抱える親子を支援するために、複数のボランティア団体が活動しています。のみ♡子育てネットワークはそれらの団体で活動するボランティアをつなぎ、行政などと連携する際の窓口も務めながら、独自の子育て支援イベントを主催して、子育てのしやすいまちづくりへの貢献を目指しています。


会員のネットワークで幅広く活動

のみ♡子育てネットワークは2001(平成13)年に前身となるグループが発足し、能美市が誕生した2005(平成17)年から今の団体名で活動しています。約100名の会員はほかの子育て支援のボランティア団体にも所属していて、会員が集まる定例会は各団体の活動状況や能美市の子育て情報について共有する場にもなってきました。

それらの団体の多くが子どもの見守りや絵本の読み聞かせなど、一つの活動に特化しているのに対して、のみ♡子育てネットワークでは会員たちがそれぞれの団体で培った知識や経験を活かして、より幅広い分野にまたがる活動を展開しています。グループとして取り組みたいことや行政など外部からの依頼があったときに、その内容に対応できる会員たちに声をかけて、具体的な子育て支援につなげています。そうした活動を通じて、「子ども達が、心も体ものびのびと健やかに育つために」、または「子育てしやすい町にするために」、ボランティアである自分たちが能美市でできることを追求しています。

親子世帯を地域の仲間として支えたい

のみ♡子育てネットワークが定期的に開催してきたイベントには、子育て世代を対象にした研修会や年2回のフリーマーケット、「ぼくもわたしもトムソーヤ!」と題した野外活動、野菜づくりや味噌づくりを行う食育活動などがあります。コロナ禍に入ってからはイベントの中止や内容の変更も余儀なくされていますが、苦しい状況の中でも、親子が集まって遊んだりくつろいだりできる親子サロンなどの活動を途切れることなく続けています。

「おいしいお味噌ができるかな」食育活動/味噌づくり

障がいやひとり親などの事情を抱え、子育て支援を必要とする親子に、地域と交わる機会を提供することは、SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」社会づくりの第一歩でもあります。清水奈津美代表がそうした親子に対して、「支援する側される側ではなく、地域の仲間や友達として関わっています」と語るように、のみ♡子育てネットワークの活動は、すべての親子に温かく接する会員ボランティアたちの熱意が支えています。これからも市の行政とも力を合わせながら、新しいイベントや活動も企画して、子育て世帯と地域のあらゆる世代をつなげることを目標にしていきます。

《お話をうかがった方》清水 奈津美さん(のみ♡子育てネットワーク 代表)

関連するSDGsゴール

企業・団体情報

名 称 のみ♡子育てネットワーク
活動紹介 「子ども達が、心も体ものびのびと健やかに育つために」、「子育てしやすいまちにするために」、能美市で子育てを応援する活動をしている仲間のネットワークです。
URL https://nomi-kosodate.chobi.net/

この記事をシェアする