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郵便局だからできるSDGsを目指して

能美市内の郵便局(寺井、辰口、根上、佐野、粟生、宮竹、根上道林、辰口緑が丘、根上大浜)

能美市内にある(9局)の郵便局は、能美市との間に、地域の発展や安全安心の実現に協力する包括連携協定を結んでいます。地域に根差した郵便局を目指して、以前からさまざまな活動を続ける中で、「のみSDGsパートナーズ」に参加しました。能美市の環境や文化、生活を支えていくために、SDGsの視点からできることに挑戦しています。


9つの局が地域のために力を合わせ

日本郵便株式会社の全国にある郵便局では、近くにある局同士が協力して、地域の人々に喜ばれるサービスを目指しています。能美市でも石川県加賀南部地区連絡会の能美部会に所属する9つの局が、地域のためにさまざまな活動に取り組んできました。

例えば2019年には、地域の魅力をアピールするために能美市協力のもと「ご当地ポスト(九谷焼オブジェ)」を能美市内の郵便局9局と簡易郵便局1局に設置しました。「ご当地ポスト(九谷焼オブジェ)」には九谷焼の丸皿に、地域の見どころや名所が描かれた風景入日付印が絵付けされており、作品の土台は能美市産杉の集成材で作られ、炭素繊維複合材で支えられているものです。局ごとにデザインが異なりスタンプラリーを実施するなど、各局を巡り楽しんでいただくことで「ものづくりのまち」能美市の魅力を発信しています。

保育園、小学校などの子どもたちを対象にした手紙の書き方教室も長年にわたって続けています。今の時代は大人でも手紙を書くことは少なくなりましたが、根上大浜郵便局の北村達也局長は、「字をおぼえたばかりの園児に手紙を書いてもらうと、受け取った方はうれしいし、差し出した子どもたちも達成感があるようです。地域の皆さんに手書きによるコミュニケーションの素晴らしさを伝える良い機会になっています」と教室を開く意義を教えてくれました。

さらに、局長が地域の防災のリーダーとなる「防災士」の資格を取得したり、社員が認知症の人やその家族を手助けする「認知症サポーター」の養成講座を受講したりして、一人一人が地域を手助けする力となれるように努めています。2020年からのコロナ禍の時期には、人が集まる教室やイベントなどは行えなくなったものの、そうした中でもできる地域貢献活動として、フードドライブの取り組みにも協力してきました。年1回、各郵便局の社員が家庭で余っている食料品を集め、市社会福祉協議会に寄付しています。

SDGsの輪を広げる活動を探る

能美市内の郵便局が地域住民の役に立つための活動に力を入れる中で、2017年には地域見守り、道路の損傷、不法投棄に関する協定を結んでいます。普段から郵便物の配達で市内をまわっていることを生かして、道路が傷付いている場所の報告や一人暮らしのお年寄り宅をはじめとする見守り活動などを行って、市民の安全安心な暮らしの実現に貢献しています。

子どもたちを対象にした手紙の書き方教室の様子

2021年7月に新しく結んだ包括連携協定では、「SDGsの推進に関すること」を含めて締結しています。2022年8月には郵便局(9局)すべてがSDGsパートナーズに登録しました。北村達也局長は「私たちがこれまで取り組んでいた活動はSDGsの考え方にもつながっています。SDGsの輪を広げていきながら、郵便局の立場から能美市をより良く発展させるためにできることを探っていきたいですね」と、さらに地域に尽くしていく思いを語りました。地域の人々にとって身近な存在である郵便局は、SDGsで能美市を幸せにする活動に、持続的に挑戦していくことでしょう。

《お話をうかがった方》
北村達也さん(根上大浜郵便局局長)
石田直介さん(粟生郵便局局長)

関連するSDGsゴール

企業・団体情報

名 称 能美市内の郵便局(寺井、辰口、根上、佐野、粟生、宮竹、根上道林、辰口緑が丘、根上大浜)
活動紹介 能美市内にある9つの郵便局は、地元に根差した郵便局を目指し、能美市の環境や文化、生活を支えていくために、SDGsの視点からさまざまな活動を続けています。

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