教育情報

能美市立寺井小学校

能美市の宝を守って、世界の課題を解決する

2021年11月11日、寺井小学校では能美市SDGs推進室が講師となって、能美市とSDGsの関わりを学んでもらう授業を開きました。5年生77名が体育館に集まり、市から児童1人に1台ずつ貸与しているChromebook(ノートパソコン)も活用して、アンケートのやり取りなどをしながらの学習となりました。

まずは児童たちに、現在の地球や社会が乗り越えなければならない問題についてアンケートすると、コロナ禍や地球温暖化、環境汚染などの答えが集まりました。SDGs推進室の職員は、そうした問題をみんなで何とかしていくSDGsの取り組みを進めるために、SDGs未来都市に認定された能美市が実際にどのようなことをしているかについて紹介していきました。

「お人柄プロジェクト」では地域を支える「人」を大切にするため、能美市民が誇れる「お人柄」の良さを発信しています。能美市にゆかりの深い九谷焼についても、産業としての衰退や後継者不足などの課題を乗り越えるために、イベントの開催や職人の育成、新たな商品の開発支援などに取り組んで、SDGsの各目標にもつながる振興策を打ち出しています。これらの事例を紹介しながら、SDGsを達成するヒントは身近な生活の中にあり、児童たちにも新しい発想で地域を盛り上げる活動に取り組んでほしいと呼びかけました。

能美市とSDGsの関わりを学ぶ授業の様子/寺井小学校5年生

授業を終えて〜児童・生徒・先生からの感想〜

○児童・生徒から
「自分の身近なところでもSDGsの取り組みが行われていることが分かりました」
「能美市がSDGs未来都市に選ばれていることを知って驚きました」
「九谷焼の職人さんたちの仕事が、SDGsにどんなふうに関わっているのか知りたいと思いました」

○先生から
実際にSDGsに関わる行政の専門家の方にお話をいただけたのは貴重な時間でした。教員の私にとっても、例えば、九谷焼の絵の具の改良がSDGsにつながるという話は初めて知った事実で、大変興味深く聞かせていただきました。子どもたちには自分たちの身近な学びや活動が世界全体を救うSDGsの取り組みに結び付くことを伝えていきたいですね。

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