お知らせ
2023年2月12日、能美市民がお互いに話し合い、学び、体験する中で、新しいまちづくりを推進していくイベント「まなびフェスタ2023」が能美市内の各所で開かれました。その会場の一つ、辰口福祉会館では、SDGs学習カードゲーム「Get The Point」を通じて、SDGsの本質を学ぶ分科会が行われました。
分科会は能美市SDGs推進室が主催し、「Get The Point」の認定ファシリテーターで、株式会社できる代表の杉本嵩龍さんが講師を務めました。当日は、小学生から高齢者まで幅広い参加者が集まり、それぞれ3~4人ずつ4つのテーブルに分かれて、杉本さんの進行に従ってゲームに挑戦しました。
「Get The Point」では、地球上にある資源を資源カードとして見立て、その資源カードから人間の生活に必要なアイテムをつくり出し、アイテムごとに設定されたポイントを獲得していきます。ゲームは2回行われ、1回目はプレイヤー同士がポイントの高さを競い合いましたが、数周で資源カードがなくなり、ゲームが終わってしまいました。
2回目は、プレイヤー同士が自然と協力しあい、資源がなくならないように10周を目指すというルールに変更しました。すると、資源カードは10周を終えてもなくなることなく、各プレイヤーのポイント数も1回目より高くなっていました。
杉本さんはこの変化について、「みんなで豊かになれるように目標を変えたら、それを達成するための行動が変わり、訪れる未来も変わったということ。その新しい目標こそがSDGsです」と解説し、「今だけでなく、未来の人たちも含めて、誰一人取り残さない社会を目指していきましょう」と呼びかけました。参加者たちもSDGsを達成する大切さを体験できたゲームの感想とともに、能美市を良くするためにどうしていくべきかについて、熱心に語り合っていました。