お知らせ

第3回パートナーズ交流会&勉強会を開催しました

2023.02.22#お知らせ#イベント情報

2023年2月22日(水)に辰口福祉会館にて、「第3回のみSDGsパートナーズ勉強会&交流会」を開催しました。

のみSDGsパートナーズの皆さんを対象にした「パートナーズ勉強会&交流会」。
今年度は全3回の連続講座として開催してきましたが、今回がいよいよ最後の開催となりました。

今回のテーマは【SDGsプロジェクトを考える】。

これまでの参加者のご意見を元に、パートナーズ同士の交流の時間を多めに設け、盛んな意見交換の様子が見られました。

講師レクチャー 「自分にできることをする」とは?

恒例となった、株式会社エンパブリックの広石拓司さんによる講師レクチャ―。

前回、前々回の復習を踏まえ、あらためて「目の前で起きている課題を、新しいことを考え始める・取り組み始めるチャンスだと捉えていただきたい」との投げかけから始まりました。

一方、課題を前にした時、多くの人は「自分たちができることは少ない。何かしたところで変わるのか」という疑問にぶつかるかもしれません。

「ここでのポイントが、まさにパートナーシップなんです」と広石さんは話します。

1社だけでは難しいことも、のみSDGsパートナーズに集った会社・団体同士で連携し、力を合わせると、持続可能な能美市に向けて大きな変化を生み出せる可能性が広がります。
また、難しい問題にぶつかったときは、他社の事例から解決のヒントが得られる場合も。

広石さんは、今回の交流会の時間を最初の一歩として使ってみてくださいと呼びかけました。

パートナーズプレゼン パートナーシップで広がる可能性

今回も、パートナーズの中から代表して、能美市商工女性まちづくり研究会 平田副会長、株式会社日本海開発 代表取締役 南社長に、活動紹介のプレゼンテーションを発表いただきました。

「時代が変わって、近所のお店がなくなった」
「自動車や自転車に乗れなくなって、買い物に行けない」

高齢者の方からのそんな声から始まった、能美市商工女性まちづくり研究会の「移動販売」。
月に2回、鍋谷町・寺畠町・金剛寺町など市内10カ所を軽トラックで回り、生活必需品の販売を行っています。

2012年からスタートし、10年以上を経て能美市内の各種団体との連携も進んでいます。
たとえば能美市社会福祉協議会とは、活動開始当初から連携し、地域とのつなぎ役を担ってもらったそう。
高齢者や民生委員と顔なじみのある社会福祉協議会につないでもらうことで、活動を理解してもらいやすくなり、地域の人にも安心して接してもらえたと、平田副会長は振り返っていました。

また粟生町とは、所有するワゴン車「つなぐ号」の貸出において連携をしています。
これは、「月2回の活動日以外にも車両を有効活用したい」と望む商工女性まちづくり研究会と、粟生町での買い物支援サービスを始めたいと願っていた粟生町地域福祉委員会がつながった事例です。
連携して資源を活用しながら、より多くの人を支援できる仕組みができあがりました。

広石さんからは、「新しい関係性をつくるために既存の組織から協力を得て、さらにそれを他地域にも展開した事例であり、今後も波及・展開ができそう。ぜひ楽しみながら続けていただきたい」とコメントがありました。

ゴミや産業廃棄物のリサイクルを手掛ける株式会社日本海開発。南社長が社長に就任した2018年当時は、「社員の中にも自分たちの会社がしている事業を理解していなかった」そうです。
そこで、まずは自社の取組を絵に落とし込んでみました。

すると、リサイクルステーションで集められたアルミ缶やペットボトルの一部を車いすに還元して市立病院に寄贈。
給食残渣から肥料を作り、市内の小学校の大根づくりに活用して、地産地消や食育に。

SDGsの視点で事業をあらためて整理してみると、「自分たちの事業は、SDGsの達成に寄与しているものばかりだ」と認識できたと言います。

また、環境教育の一環として、各教育機関とも連携しています。石川県内の高校とは、海岸清掃を共同で実施してきました。
その中で、高校生から「拾っても拾っても、海岸からゴミはなくならない。なのにやる意味はあるんですか?」と質問が出たそうです。

その場で「誰かがやらないと海岸は汚れる一方。それならやれる人がやれたらいいし、私たちはそのお手伝いをしたい」と答えた南社長は、「高校生から率直に聞かれたことで、あらためて海岸清掃の意義を考え直した」と振り返りました。

広石さんからは、南社長に「このような活動を通して、社員の方の会社に対する意識は変わりましたか?」と質問が。
南社長は、「自社がやっていることの意義を理解でき、働きがいに繋がっているように思います。今当社で掲げている『地球環境を能美から変える』という理念は、社員ワークショップの中から出てきた言葉なんです。壮大だけど、描かないと近づけないですから」と語られました。

会員同士の交流タイム

今回の交流会&勉強会では、短時間ですが参加者同士の意見交換の時間も設けました。

広石さんがご用意くださったワークシートを元に、下記の点について話し合っていただきました。

●現在の主な事業・活動内容
●SDGsへの主な取り組み
●2030年に目指したい能美市の姿
●実現するための問題・課題
●新しく力を入れていきたいこと

30分ほどのグループワークを2ターン行いましたが、みなさん打ち解けるのも早く、積極的に意見交換されている様子がうかがえました。

発表で共有いただいた内容の一部を下記に掲載します。

●地域の市民活動やNPOの活動が、企業にまで周知しきれていない。企業の課題解決に寄り添える活動もあるので、今日のような場を通してつながりをつくっていきたい。
●企業として、社内で多様性の理解を深めたい。様々な立場の人の状況を知る場としても、パートナーズや勉強会・交流会を活用したい。

最後に広石さんからは、「パートナーズのネットワークを活かして、ぜひお互いに視察などもしながら現場の活動も見て、学び合う仲間とつながってほしい」とこれからののみSDGsパートナーズに期待の声をいただきました。

今回は特に、地域と連携をしながら活動を広げている2団体の発表をお聞きし、連携で生まれる気付きや可能性を共有いただきました。

冒頭の広石さんからのお話しにもあったように、1人だけ/1社だけでは難しいことも、複数の主体がつながることで実現できるかもしれません。
そのようなつながりやパートナーシップを創り出す場として、次年度も交流会・勉強会を企画していきたいと思います。

今年度ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

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