お知らせ

のみSDGsパートナーズ見学会を開催しました

2025.04.24#新着情報#お知らせ

市内外の多くの企業・団体・個人にご登録いただいているのみSDGsパートナーズ。
これまで、パートナーズ勉強会&交流会を通して交流を重ねながらお互いの取り組みを学んできました。
今回は、パートナーズの活動の現場に実際に訪れ、取り組みの様子を見学しながら学ぶ「のみSDGsパートナーズ見学会」を初めて開催しました。

開催したのは連日の雪が少しおさまり、久しぶりに太陽が雲の隙間から顔を出した2月26日。根上総合文化会館に集合し、ワゴン車に乗って出発です。
バスの中ではマイクを回して参加者同士の自己紹介を行いました。

見学①小松マテーレ株式会社

はじめに訪れたのは、「小松マテーレ株式会社」です。
2020年に設定された環境方針「小松マテーレ・サステナビリティ・ビジョン」を基に、繊維業でありながら環境に配慮した事業活動を展開されています。

小松マテーレ株式会社の詳しいご紹介は下記の記事をご覧ください。
▼繊維事業発の技術で地域の未来を創造する 小松マテーレ株式会社
https://nomisdgs.jp/area/activity/kigyo01

到着したのみSDGsパートナーズ一行は、まずファブリックラボラトリー「fa-bo\ファーボ®」に案内いただきました。
2階のメインブースで、SDGsに関連する取り組みの説明をお聞きします。

質疑応答の時間では、
「環境に配慮して染色された素材のOnibegie®など、どんな過程で新しい技術が生まれるの?」
「リサイクル製品は普通の製品と比べてどのくらいコストがかかる?」
など、事業とサステナビリティを両立する仕組みについて多くの質問が上がりました。
(ちなみにOnibegie®は会社の食堂の調理場で働いている方から「玉ねぎの皮で長靴が茶色くなって取れない」という話を聞いたところからヒントを得たそうです)

その後、fa-bo内を見学しながら、小松マテーレの歴史をお聞きしたり、染色工場の排水処理過程で出る廃棄物を原料としてつくられるセラミックス材料の「グリーンビズ®」の吸水性を見たり、炭素を原料とする繊維材料「カボコーマ」の軽さを体感したりしてきました。
また、アップサイクルで誕生した製品を販売しているファクトリーショップ「mono-bo(モノーボ)」も見学させていただきました。

fa-boの屋上にはグリーンビズが使われています。
fa-boを背景に集合写真を撮影しました。

見学②株式会社日本海開発

小松マテーレの見学後、続いて「株式会社日本海開発」へ向かいます。

株式会社日本海開発は、能美市において地域の廃棄物処理を担い、資源再生に取り組む企業。環境教育にも力を入れられており、これまでにも能美市内の小中学校で環境に関する授業や海岸清掃などに取り組んでいます。

株式会社日本海開発の詳しいご紹介は下記の記事をご覧ください。
▼環境の視点から地域の暮らしを支える 株式会社日本海開発
https://nomisdgs.jp/area/activity/kigyo02

この日は普段なかなか入ることのできない第一工場を見学させていただきながら、市内から集まってきたプラスチックごみやペットボトルなどがどのような過程をたどり、リサイクルの流れに乗っていくのかご説明をいただきました。

プラスチックのリサイクルや、プラスチックごみによる海洋汚染なども近年度々話題になる中、参加者のみなさんも関心が高い様子。

こちらはどちらもごみとして出されたペットボトルを圧縮したものですが、左はペットボトルラベルが剝がされた状態でごみとして出されたもの、右はラベルが剥がされずにごみとして出されたものです。

この2つについて、「どちらも同じようにリサイクルできるのか?」と参加者から質問があり、南社長から「同じプラスチックでも種類が違うため、ラベルが剥がされていない状態のものはペットボトルとしては生まれ変わることが出来ない。ラベルを剥がしてから捨ててもらえるとリサイクル率がアップします。」とお答えいただきました。

「ラベルを剥がすのって大事なんですね!」と、実際に見てみることで学びが深まりました。

その後、社屋内で南社長から会社としての取り組みをお話しいただきました。
説明の中では最新のAIが登場し、能美市の環境に対する取り組みや、個人ができる環境を守る行動を解説してくれました。

日本海開発株式会社を後にし、根上総合文化会館に戻った後は、何人かの方に感想をお話しいただきました。

「2社とも、真剣に取り組んでおられるだけでなく、生き生きと語られる様子が印象的だった。情報を得ていくことから自分たちの行動も始まると思うのでこれからも参加したい」
「交流会で会って話すだけじゃなく、実際に見たり、質問したりしてみることでその企業さんへの親しみが増したような気がする。」
など、直接見ること、話すことでより深く取り組みについて理解でき、パートナーズ同士も親しくなれることを確認できました。


次年度以降も、のみSDGsパートナーズでは見学会や交流会・勉強会を企画し、能美市のSDGsをパートナーズのみなさんとともに盛り上げていきたいと思います。

ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

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